【上位3つを押さえておけば間違いなし!ネットや口コミで評判の英語で学ぶ中国語教材をピックアップ】

 

本ブログでは、英語と中国語は同時に学ぶべきであり、かつ効率が良いというコンセプトの元に、皆様に語学学習の情報を提供していくサイトです。何故、英語と中国語を同時に学ぶと効率的かというと、日本人にとって唯一の外国語である英語の知識(フレーム)を活用して知識を整理すると効率的だからです。例えば、中学校や高校の英語の授業で習った”till”, “by”という単語と文章を思い出してみましょう。中国語だと、”到”がまず思い浮かびますね。以下の例文を考えて見ます。

 

◆私はナンシーを7時まで待ちました。

We waited for Nancy till 7 o’clock.

我们等南希七点钟

wǒmen děng nán xī dào qī diǎn zhōng

 

確かに「到」を使って、英語から中国語作文が可能です。では、次の例はどうでしょうか?

 

◆私達は8月5日までにこの仕事を仕上げるつもりです。

We are going to finish this work by August 5th.

我们打算在8月5号以前做完这个工作

wǒmen dǎsuan zài 8 yuè 5 hào yǐqián zuò wán zhège gōngzuò

 

今度は、少し発想が変わり、「以前」が”by”に対して適切であることが分かります。中学校や高校で習った、”till”(動作の継続)と”by”(動作の完了;断続的な時間軸)の違いです。知っていれば何ともありませんが、中国語ではどういう風に表現するのかを考える時に、昔学校の英語の授業で習った”till”と”by”の違いを思いだしつつ、中国語の表現とも結びつけておくと、非常に効率的に、表現や文章を覚えることができます。

 

例文出典:中国語は英語と比べて学ぼう2 P163

 

1位:英語と一緒に学ぶ中国語

 

初心者お奨め度★★★★★

詳しい情報を知りたい人向けか?★★★★★

実践度★★★★

作者信頼度★★★★★+

 

 

 

長年、英語の教材でベストセラーを出し続けている植田一三氏による中国語教材(出版社は語研)です。本ブログでは、植田一三氏の著作快速マスター中国語(CD付)を、学習効果が高い中国語教材おすすめランキング:中国語学習で迷ったらこれを買おう!初めての一冊、最初の一冊篇にて既に紹介していますが、今回の本はよりしっかりと英語の文型、文法と中国語との繋がりや違いを解説した教材となっています。中国語と英語を対比して学ぶことが出来る他、他の類書には見られないぐらい、発音、文型、文法、必須表現(会話)をコンパクトにまとめています。仮に全くの初心者が初めて使用する教材として英語と一緒に学ぶ中国語を選択しても、全く問題がないレベルです。中国語の各品詞(例:動詞、形容詞、助動詞、接続詞、方向補語等)、文型、文法を中心に、英語も対比されると同時に掲載されており、解説に手抜きはありません。本教材を手にすることにより、中国語文法、発音、文型の基礎を学ぶことが出来ます。(というか、英文法の復習にもなります。)是非一度本屋で手にとってみてみることをお奨め致します。※長年の著者の英語教育と出版と口コミに対する実績を評価し、作者信頼度を5+、中国語文法も詳しく解説されている点を評価し、詳しい情報を知りたい人向けか?を5とさせて頂きました。

 

英語と一緒に学ぶ中国語を買うことにより想定される効果

 

・中国語と英語の知識を体系的に比較しながら覚えられる

・中国語の世界に慣れる

 

作者が感じた既存の教材の問題点:解決したかったこと

 

・英語の知識を活用して中国語を同時に学べる教材が少ない

・中国語が実は易しいということを(英語との対比で)理解してもらい苦手意識を克服してもらいたい。

 

著者紹介

 

植原一三(ウエダ イチゾウ) 英語の最高峰資格8冠突破・英才教育&英語教育書ライター養成校「アクエアリーズ」学長。英語の勉強を通して、自己啓発と自己実現を目指す「英悟道」、[Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)]をモットーに、34年間の指導歴で、英検1級合格者を約2000名、資格5冠(英検1級・通訳案内士・TOEIC 980点・国連英検特A・工業英検1級)突破者を約100名育てる。ノースウェスタン大学院修了後、テキサス大学博士課程に留学し、同大学で異文化間コミュニケーションを指導。主な著書に『英語で意見と論理的に述べる技術とトレーニング』『英検1級100時間大特訓』『TOEIC® L&R 990点突破ガイド』などがあり、多くの著書はアジア5カ国で翻訳されている。

出典:Jリサーチ出版

 

2位:英語は中国語と比べて学ぼう

 

本当の初心者お奨め度★★★★

詳しい情報を知りたい人向けか?★★★

実践度★★★

作者信頼度★★★★★

 

英語は中国語と比べて学ぼう!初級編

中国語は英語と比べて学ぼう! 実践編

 

本教材英語は中国語と比べて学ぼうは(入門編、実践編)は、植田一三氏が上記教材を出すまでは、この分野のパイオニアであったと言えます。掲載されている文章は大変優れたものが多く、上記植田氏の教材との違いは、英語、英文を中心に中国語をまとめているという点です。(上記植田氏の教材が、ほぼ品詞を中心に纏めているのに対し、船田氏作成の教材は、英語の文章全般と中国語を細かく比較しています。例:さまざまな文・構文、発想別、会話表現。)つまり、一通り中学校から高校レベルで学ぶ最も単純な英語の文章に、中国語を当てはめた場合にどんな語順になるのか?という観点で、編集されています。その意味で、中国語の学習者が初めての一冊として選ぶ場合には、植田一三氏の著作を選択することをお奨めしますが、英語は中国語と比べて学ぼうは(入門編、実践編)は持っていても損しないと思います。何故なら、英語という観点で中国語を纏めた教材は皆無に近いため、学習が進むにつれて忘れてしまう表現がどうしても出てきます。そうした時に、大学入試の時に使用した文例集のように、英語から中国語を見てみると整理がしやすくなります。例えば、

 

◆割り勘にしましょうよ

Why don’t go by Dutch?

我们为什么不平摊单张呢?

wǒmen wèishénme bù píngtān dān zhāng ne ?

 

といった表現は、中国語だけで勉強していると見過ごしがちですが、英語ではお馴染みの”Why don’ t you +Verb”と発想が似ていることが分かります。また、“太神了!”が  “Amazing”“想得美”“Out of question”になるといったような知識は、些細なことかもしれませんが、外国語というものは、マーフィの法則ではないですが「言いたい時に限って言葉が出て来ない」ような代物で、普段から表現のインプットが欠かせません。以上、英語と中国語を同時に学ぶ学習法を提唱した先駆者であることを評価し、作者信頼度を5+、但し中国語の学習にはコンテンツとして不足する所があるので、詳しい情報を知りたい人向けか?を3とさせて頂きました。

 

英語は中国語と比べて学ぼうを買うことにより想定される効果

 

・必要最低限の中国語表現の習得

・必要最低限の英語表現と中国語文型、単語を対比しての習得

 

作者が感じた既存の教材の問題点:解決したかったこと

 

・英語と中国語を同時に学習出来る教材が少ない。英語の知識を生かして中国語を学習することで学習の効率化を図る。

・一つの言葉(例:英語だけ、中国語だけ)を勉強しているだけでは気が付かないような、複眼的な発見が出来るようなる教材が無かった。

 

著者紹介

 

船田秀佳(フナダ シュウケイ)岐阜県美濃市出身。東京外国語大学中国語学科卒、カリフォルニア州立大学大学院言語学科修了、東京外国語大学大学院地域研究科修士課程修了。言語学、国際学両修士。1998年に名城大学短期大学部教授に就任し現職。「英語がわかれば中国語はできる」「英語で学ぶ中国語」など大学の英語教科書を含め32冊の著書がある。専門は言語学。

出典:名城大学

 

3位:漢語教程

汉语教程(第3版)第三册 上、汉语教程(第3版)第三册 下、汉语教程(第3版)2(上)、汉语教程(第3版)2(下)、 汉语教程(第3版)1(上)、汉语教程(第3版)1(下)

 

本当の初心者お奨め度★

詳しい情報を知りたい人向けか?★★★★★

実践度★★★★

作者信頼度★★★★★++

 

漢語教程(修訂本)第3冊上冊 

漢語教程(修訂本)第3冊下冊

 

本教材漢語教程(修訂本)は(第1冊第2冊第3冊がそれぞれ上下あり、分量は合計数十課に及ぶ)は、外国人留学生への中国語教育や言語研究で有名な北京語言大学が作成した教材です。(最近は池袋にも文部科学大臣指定の外国大学日本校で、卒業後の大学院の入学資格、日本の大学との単位互換等、日本の大学の卒業生と同等の資格が認められている大学「北京語言大学東京校」がオープンしました。)この教材は一言で言えばマニアックです(笑)。中国語学校で使われている例もあるようですが、ネット上の口コミでも殆ど出てきません。まず、日本国内で入手が困難です。アマゾンでは一部しか手に入りません。本ブログ運営者は、中国書の専門である、東方書店(神保町)に行ってやっと手に入れましたが、それでも店員さんに聞いてやっと確認出来た程です。(第2版=修訂版、第3版が最新)ですが、第3冊については(日本語では第3巻という意味)の修訂版(第2版)しか手に入りませんでした。興味のある方は検索をしてみて頂くとよく分かりますが、結構入手困難です。場合によっては、日本にいる留学生等に頼んでみるのがよいでしょう。但し、この教材を日本人が独学で勉強をやり切るのは、初心者であればほぼ不可能に近く、先生を付けて教えてもらうか、或いは、中級者になってから復習も兼ねて勉強してみて、自分の実力を確かめてみるのもよいでしょう。基本的には英語圏の留学生向けの教材なので、説明は英語だけです。それでも、真面目な人であれば、本棚の飾りとして置いておくだけでも、相当やる気が出てくるのではないかと思える本格教材です。ご興味のある方は、以下をクリックしてみて下さい。(以下のサイトで試し読みも出来ます。)尚、北京語言大学が作った教材は、他にも優れた教材が多いようなので、今後追って情報があれば紹介していきたいと思います。政府作成の教材に等しいので、作者信頼度は5++、本当の初心者が日本で独学で勉強するのは困難なので、本当の初心者お奨め度★としました。実践度は、学校の教材なので他の教材で日常会話表現を補う必要があることを考慮して、4としております。

 

◆漢語教程に関する詳しい情報や電子書籍の入手は以下の北京語言大学出版のサイトをご確認下さい。※紙媒体で手に入れる場合は、CDは本に付属してますのでご安心下さい!


汉语教程(第3版)1(上)
汉语教程(第3版)1(下)
汉语教程(第3版)2(上)
汉语教程(第3版)2(下)
汉语教程(第3版)第三册 上
汉语教程(第3版)第三册 下

 

漢語教程を買うことにより想定される効果

 

・「留学した感」を得ることが出来る

・中国語文法、表現、発音の基礎の習得

・(初中級者にとって)大量の中国語に接して調べるといった分量をこなすことによる「習うより慣れろ」の重要性を体感出来る

・何よりも自信が付く。(人によってはその逆もあり得るので、無理はしないように)

 

著者紹介

 

杨寄洲,北京语言大学教授。长期从事对外汉语教学和教材的编写、科研工作,主要著作有《对外汉语教学初级阶段教学大纲》,教材有《汉语教程》(第1版)(修订本)系列、《登攀》系列、《职通汉语》系列,工具书《1700对近义词语用法对比》《汉语800虚词用法词典》《商务馆学成语词典》《汉语常用口语句典》等。主要论文有《对外汉语教学初级阶段语法项目的排序问题》《编写初级汉语教材的几个问题》等。曾获 2001年北京市教育教学成果二等奖(高等教育)。

Professor Yang Jizhou of Beijing Language and Culture University has worked in the field of CFL teaching and research and CFL textbook writing for many years. His published works includeTeaching Syllabus of Elementary Chinese for Foreign Students, theChinese Courseseries, theClimbing Upseries, theVocational Chineseseries,1700 Groups of Frequently Used Chinese Synonyms,800 Frequently Used Chinese Function Words,The Commercial Press Learner’s Dictionary of Chinese Idioms,A Handbook of Spoken Chinese Sentences, etc. His major papers include “Order of Grammatical Items in Elementary Level CFL Teaching” and “Issues in the Compilation of Elementary Chinese Textbooks”, etc. Prof. Yang won the 2nd prize of 2001 Beijing (Higher) Education Achievements.

出典:北京語源大学出版社

 

番外編:Voice Of America(ボイスオブアメリカ) 中華圏向け英語学習用サイト

 

既に本ブログで何度か紹介(学習効果が高い英語教材おすすめランキング:英語学習で迷ったらこれを買おう!ユニーク教材篇)していますが、英語と中国語を同時に学ぶ人を対象とする本ブログならではのユニークな学習法を紹介したいと思います。以下の動画やリンク(◆美语训练班第136课)をクリックしてみて頂けると分かりますが、なかなか実践的な英語表現で満ちあふれています。最近では、中国経済の発展と、世界中で活躍する華僑や大中華圏の広がりにより、英語の他に中国語を話せることでより深く、幅広いコミュニケーションが可能になりつつあるので、英語で中国語を説明し、中国語で英語を説明出来るようになることが、ますます重要な知識・技術になってくるのではないかと思われます。また、子供をバイリンガル、いやトリリンガルにしたい!と思っている方にとっても参考になるかもしれません。(実際シンガポールの子供達は英語と中国語で教育を受けています。)

 

尚、中国語と英語を同時に勉強する気がある方に向けて、本ブログでは、中国語辞書アプリの他、英中・中英辞書アプリの紹介をしています。学習効果が高い中国語辞書アプリおすすめランキング:中国語学習で迷ったらこれを買おう!本気で学ぶ人のための有料辞書アプリ篇。繁体字も英語も同時に勉強しよう!をご参照頂ければ幸いです。

 

 

出典:VOA美国之音中文网

 

最後に、本ブログでは特に以下の 「ぶっちゃけ神速中国語講座」をお奨めしております。(詳細は学習効果が高い中国語教材おすすめランキング:中国語学習で迷ったらこれを買おう!初級・中級者篇をご参照下さい。その他本ブログの文法講座においても基礎的な文法講座を提供しております。)

 

 

 

 

 

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