珍しい長文(少し長い)音読特化型教材『意味のかたまり=チャンク』で音読すして身に付ける教材が発売!
既に本ブログでは、学習効果が高い中国語教材おすすめランキング:短文教材篇 ひたすら例文で口を鍛える。中国語を喋りたければとにかく多くの例文をブツブツ言おう!にて、短文型教材を取上げていますが、今回は長文(といっても70-80文字程度)を読むことで中国語表現と音感を身に付ける教材を紹介したいと思います。
※本教材はリスニング教材にもなりますし発音特化型教材とも言えます。但し、一般には発音特化型の教材は、四声や舌の位置・呼吸といった個々のピンインの解説に留まるものが殆どです。そちらについては、学習効果が高い中国語教材おすすめランキング:発音教材篇 難しい中国語の発音の克服は唇の形と舌の位置が決め手!なるべくキスマークのイラストが多い教材を選ぼうをご確認頂ければ幸いです。
中国語の教材については、これまで様々な教材を紹介してきましたが、単なる会話文や短文だけだと、日常生活に必要な表現は身に付くものの、時事的な話題や何かを説明しようとすると、表現力の不足から会話が行き詰まってしまう可能性があります。そこで、本ブログでは中国語ニュースで中国語を勉強することをお奨めしておりますが、残念ながら語彙、音読スピード共に、初中級者には難しいのが現状です。それを解決するための教材が求められているのですが、今回紹介する教材は、程良い長さの中国語で、かつ日常表現がたくさん盛り込まれているので、中上級者以上のステップアップに最適な教材ではないかと考えています。
チャンクというのは、一言で言えば「かたまり」のことで、英語には類似の教材はたくさん出ていますが、中国語では初めてなのかもしれません。ある程度の長文は区切って読む必要があり、人間はその意味の塊ごとの区切りを使って言語を理解しています。スラッシュリーディングという言葉を、英語を勉強している方であれば聞いたことがあるかもしれませんが、その中国語版です。
ご覧のように、区切りが入れられており、最初がノーマルスピード、次にチャンク(意味の塊)毎に区切った音声が朗読されます。また、表現の応用や解説も入れられています。もう一つ特筆すべきは、70語程度の文章の中に、文型だけでなく、
之前zhīqián,其实qíshí ,据说 jùshuō ,然而ránér,
といった文と文の区切りに必要な接続表現も頻出しますので、そうした表現(当然会話にも使える)と共に、文章と発音を丸ごと覚えることは、中国語の基礎力を作る上でとても価値があることではないかと思います。
画像出典:はじめよう中国語音読 初級編
以下に、出版社のサイトから特徴を貼付しますので、ご確認を頂ければ幸いです。
①ネイティブらしい発音と音読のしかたがわかる。
日本人の弱点をもとに、気をつけたいポイントを発音のコツと音読のコツに分け整理して提示。
日本人によくある、ポツポツ読みをなくしチャンク(意味のかたまり)を意識できるようになる。
②文章の中でフレーズと語句が習得できる。
1 会話ですぐ使える チャンクフレーズ 400 2 初級基本語彙を含む語句 800
1 と 2 が本文中にちりばめてあるので、実際話す際にも役に立つ。
③声調、音節、音読のしかたの動画付き。
声調、音節、音読のしかたを動画で説明。発音のしかた音読のしかたがよくわかる。
④1 日 10 分音読の習慣がつく
全 60 編、何度も声に出して読める、役に立つ文章素材を用意。毎日声に出すための習慣が身に付く。
【著者プロフィール】
李 軼倫(り いつりん)
北京市出身。東京外国語大学大学院博士課程単位取得。専門は中国語文法・教育。東京外国語大学、早稲田大学など非常勤講師。NHK国際放送の中国語ニュースなど多数の番組に出演し、フリーランスのナレーターとしても活動中。2016年1月〜3月、NHKラジオ講座「レベルアップ中国語」講師、2018年4月〜9月、NHKラジオ講座「まいにち中国語」講師。著書:『チャイ語入門 李先生の中国語ライブ授業』『ちょこっと中国語翻訳 ネイティヴらしく表現できるコツ』(白水社)、『中国語文法 補語完全マスター』(コスモピア)、『語順マスター! 中国語徹底トレーニング』(NHK出版)、共著:『中国語の基礎 発音と文法』(NHK出版)、『中国語解体新書』(駿河台出版社)、『やさしくくわしい中国語文法の基礎 改訂新版』(東方書店)など多数。
出典URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001177.000000888.html
以上
最後に。本ブログでは、初めて中国語を学習する方に向けて学習効果が高いおすすめ中国語教材ランキング:評判の教材を徹底比較!初級・中級者篇:ユニークかつ評判のお奨め教材上位5つをご紹介。もう教材選びで絶対迷わない! で紹介した教材等も活用することをお奨めします。以下のぶっちゃけ神速中国語講座は特に役に立つ教材なので、解説を是非ご一読頂ければ幸いです。※尚、中級者以上の方で、ニュース関係の音読教材をお求めの方は、こちらのページをご覧下さい。