【中国語ニュースで学ぶ中国語】
中国語中級者がある一定レベルの壁を越えようとしても、超えられない壁があり「さまよえる中級者」とよく言われています。それは中国語の発音、特にリスニング、圧倒的なスピードで読まれる中国語の長文を聞き取る訓練を積むことで克服することが出来ます。英語ではいくらでも同様の材料を本やネットで見つけることが出来るのですが、中国語には同様の教材が極めて少ないため、シリーズもので掲載していきたいと思います。
学習方法:1まずニュースを聞いてみる。2ピンイン(拼音)を見る 3漢字(中国語ニュースの原文を見る)
※日本人にとって苦手なピンインと発音だけで意味が取れるか、まず挑戦してみて下さい。日本人であれば、漢字をまず先に読みたい誘惑に駆られますよね?それを我慢してピンインから先に読んでみましょう。これは逆説的な勉強法ですが、中国語を英語のように読むことで日本人は劇的に中国語のリスニング能力が向上します!騙されたと思ってチャレンジしてみて下さい!※例え長文であっても常に「主語+動詞」という文章の構造を意識しましょう。
【北京の冬は寒い】
前回の続きです。 中国北京の冬の気候は厳しく、毎年氷点下の日が長く続きます。また、北京は湿度が低いため、日本とはまた違った寒さです。風が強く、頬を吹き付ける冬の冷たい風は、はじめて北京を訪れる人にとっては耐えがたいものと言えるでしょう。しかし、アパートの室内は「暖気(ヌアンチー)」という共用の暖房設備があるので、意外に暖かいのです。この記事では天気に関するニュースを分析して、ピックアップ表現を考えます。
【新闻】 今日北京大部气温破冰点 下周持续
11月12早晨,北京寒意袭人,最低气温普遍低于0℃。连续多日的低温让暖气早日到来,虽然从试供暖到正式供暖会有几天的时间,但截至目前,北京市供暖点火率已达89%。11月12日,北京天气晴冷,最低气温普遍跌破冰点,预计未来一周,京城持续“冻人”,需要做好防寒保暖。
出典:人民日報(音声ファイル付き)
注:日( rì)は号(hào )と置き換えて読上げられていますのでご注意下さい。
11月12日の早朝、北京を寒さが襲い、広い範囲で最低気温が0℃を下回った。連続して低い気温の日が続くと、暖房も早く到来する。施設暖房の試運転から正式な運転までには数日の時間があるとはいえ、現在までに北京の暖房点火率はすでに89%に達している。11月12日の北京の天気は晴れで、気温は低く、最低気温は広い範囲で氷点下となっている。向こう1週間、首都圏は「人を凍らせる」ような寒さで、しっかりと防寒対策をする事が必要である 。
ピックアップ表現
【その①】 低于~:~を下回る 。
例文
【その②】虽然~:~とはいえ
★ここがポイント!
虽然と間違えやすい言葉に「就算jiùsuàn ,哪怕nǎpà 」がありますが、「虽然suīrán」は事実を述べる際に用い、「就算,哪怕」は、たとえ~だとしてもという仮定について述べる際に用いられます。
【その③】 从~到~:~から~まで
例文