【もう間違わない!本当に使えるようになる中国語教材の選び方:4つのポイント】

 

いざ外国語を勉強しよう!とやる気に満ち溢れて教材を探しては見たけれど、一体どれを選んでいいのか分からない…みなさんそのような経験をお持ちだと思います。中国語も英語と並んで人気の言語であり、書店に行けば中国語のコーナーだけでもかなりの参考書が売られています。最近特に多いのが「必ず話せる」「1カ月でマスターできる」など、いかにも簡単にできるようなニュアンスが込められたタイトルの本です。こういった、タイトルが魅力的な本についつい目が行きがちですが、中身が本当に役立つものなのか見極めることが大切です。

 

他の言語と同じく、中国語も一朝一夕で身につくものではなく、コツコツとした知識の積み重ねが大切です。今回は本当に役立つ中国語の教材を選ぶために大切な4つのポイントについて詳しくお伝えします。

 

【ポイント1: 発音・アクセント(四声)を詳しく説明している】

 

中国語の学習において、発音は一番大きな難関と言っても過言ではありません。日本語にはない発音がたくさん出てきますし、いわゆる「四声」と呼ばれるアクセント(アクセント=声調が中国語では四種類あるので「四声」と呼ばれる)を間違ってしまうと、言いたいことが伝わりません。まずはこの発音・アクセントにしっかりとページを割いている教材を探しましょう。

 

また同時に、ピンイン(拼音)と呼ばれる中国語の発音表記の仕方をしっかりと解説している教材が望ましいと言えます。中には中国語のネイティブの音読CDだけが付属していて「とりあえずマネしてみよう!」というスタンスの教材もありますが、これでは上達が見込めません。「日本人に合った」「日本人でもストレスなくできる」発音の仕方をしっかり教えてくれる教材でないと意味がありません。

 

【ポイント2: CDが付属しているor音声がダウンロードできる】

 

教材に出てくる例文、会話文が収録されたCDが付いているかどうかを必ず確認しましょう。最近では教材の中にダウンロードのQRコードなどが記載されていて、自分でダウンロードするタイプのものも主流になってきています。

 

中国語の学習において、ネイティブの音声はとても重要です。何に使うのか、というと、ずばり「シャドウイング:shadowing」をするためです。「シャドウイング」とは、CDの音声を再生して、その音声と同時に全く同じ音声を発話するという、語学習得の上でとてもポピュラーな学習方法の一つで、同時通訳者の訓練には必ず使われている手法です。このとき教材(文章)を見てはいけません。その名の通り、「shadow=影」のようにサンプルの音声にピッタリくっつくように追いかけて発音するのです。シャドウイングをすることで

 

・正しい発音ができるようになる
・リスニング力が向上する
・スピーキング力のアップにつながる

 

などの効果が期待できます。テキストの例文を繰り返して発話するのは、一見退屈で無駄なように感じるかもしれません。しかし、この効果は脳機能科学的にも効果が証明されている方法で、文章を見ないでCDから流れてくる音声を瞬時に判断し、リピートするということは、いざ実践してみると大変難しく感じるものです。それくらい脳に負荷の高いトレーニングであり、語学上達にもすごく効果があるのです。

 

【ポイント3: 「話すための文法」をしっかり解説している】

 

中国語を学習するにあたって、文法の理解は不可欠。文法というと、高校生の時に勉強した、大学受験用の難しい英文法を思い出す方もいるかもしれません。しかし、語学に求められるのはそのような文法ではなく、「話せるようになる」ための文法なのです。

 

私たちは日本語のネイティブスピーカーですが、日本語の文法をくまなく熟知している訳ではありませんよね?でも日常会話で困ることは全くないはず。これは、その言語を話すための文法は、学問的な文法とは全く別であるということを意味しています。

 

このような、実用的な中国語を身につける上で必要な文法は、文の骨格(主語+動詞+etc..)の理解であり、言葉や文章の中から素早く「動詞」を見つけ出す技術がポイントです。動詞は文章の骨格の中心なので、(主語+)動詞をまずはしっかりと把握・理解した上で、短文から長文へと発展的に学習を進めていけるような教材が望ましいのです。話すための文法=動詞にフォーカスした教材を本ブログでは推奨しています。

 

【ポイント4: 「浅く広く」の教材を避ける!】

 

これもまた、最近の語学教材のトレンドとしてありがちなのですが、「浅く広く」中国語のさわりだけに触れているだけの教材は絶対に避けた方が無難です。中国語の4技能として「読む・聞く・書く・話す」がありますが、これをそもそも2000円程度の参考書1冊で解説できるはずがないからです。

 

こういった、まんべんなく解説をしているような教材は情報量がそもそも少ないのです。ですから、教材を選ぶ際には、中国語の4技能のうちどれか1つに特化しているようなものや、高額だがしっかりと語学力アップを約束してくれるような情報量の多い教材を選ぶことをお勧めします。

 

本ブログ運営者注:上記4技能を実質的にほぼ全て詰め込んだ(に近い)教材が一つだけあります。ベレ出版の「本気で学ぶ中国語」シリーズです。以下のように初級、中級、上級とあります。発音の基礎、文法、構文まで説明してあり、テキスト(会話体から長文まで盛りだくさん!)にはピンインも全て振り付けられています。「本気で学ぶ中国語」シリーズ全てやり切れば相当な情報量なのですが、付属CDのネイティブ音声の読みがゆっくり(正直、中国語ネイティブとガチで会話したり聞き取るレベルにはなれない。。。)のと、文章の内容がやや堅すぎるという感は否めません。それでもこの本の情報量は何しろ凄いので、一度やり切ると中国語そのものに「慣れた感」は出てくるかもしれません。やる気のある方はチャレンジしてみることをお勧めしますが、少しでも難しいと感じたら、他の教材を検討したり、先生を探したり、上級者の方からアドバイスをもらうようにすると良いでしょう。

 


【まとめ】

 

「学問に王道なし」ということわざがありますが、語学にも王道なしです。日常会話レベルであっても、ビジネスレベルであっても、それぞれに必要な発音・単語・文法を覚えて短文・長文・会話文で実践していく、という基本は変わりません。この記事を参考にして、「本当に中身の充実した教材」を是非選んでみて下さい。

 

 

 

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