前回、汉文にも5文型理论があった、で触れたサイトの作者(故人)が作成しているコンテンツ(よみがえれ急就篇)で兴味深い内容があったので、ご绍介したいと思います。急就篇というのは、戦前に中国语(当时は支那语)を学ぶものであれば谁もが一度は手にしたことがあるという教科书のベストセラーです。その内容は后程绍介したいと思いますが、今回は中国语学习者が学习する上で、意外とビジネスや中国语学习の上でも接触の机会が多い、また日本とも大変縁の深い台湾の人达が発音をどのように表记しているのか?ということをご绍介したいと思います。

现在の教科书は大陆の拼音表记が中心で、気の利いた辞书だと、国际発音记号(IPA)と注音记号を両方とも载せています。そうは言っても、台湾の人が普段使う注音记号を勉强する机会は殆どないですよね?それでも、中国大陆に负けず劣らず日本と縁の深い台湾の人达が使う注音记号も、拼音と同时に覚える価値はあると思いますよ。以下の说明をご覧下さい。

(上记サイトの作者の発音の解说の缠め方があまりにも见事で、これ以上自分の力で変更する必要がない程なので、少し多めにはなりますが、引用をさせて顶きたいと思います。

(以下“よみがえれ急就篇 発音”サイトから引用、太字强调部分と明らかな间违いは当ブログ运営者による订正と改変実施済)

【4 韵母】

1. 韵母1. 韵母 中国语の韵母は、おおまかに3つの部分からなっています。

介音 主母音 韵尾
なし
i(ㄧ)
u(ㄨ)
ü(ㄩ)
なし
a(ㄚ)
e(ㄜ/ㄝ)
o(ㄛ)
なし
i
u
n
ng

 

2.  たとえば-ianという韵母は、介音i、主母音a、韵尾nというふうに分析できます。上表によれば、単纯计算で、介音4种类(“なし”を含む。以下同)×主母音4种类×韵尾5种类=80种类の韵母が存在することになりますが、実际には34种类しか存在しません(これ以外に上の组み合わせでできない特殊な韵母が若干あります)。 それから、上表をそのままくっつければいいかというとそうではなく、ピンインでは表记が変化したりします。また注音符号では主母音+韵尾という単位を一つの字で表します(上表で韵尾に注音符号が书いていないのはそのせいです)。わずらわしいので、以下は、介音ごとに分类して韵母を绍介します。すなわち、“i/u/ü以外で始まる”“iで始まる”“uで始まる”“üで始まる”という具合です。

※运営者注:以下のanとangの违いについては本ブログ“难しい拼音“an”“ang”“e”“i”“ü”の区别は唇の形と舌の位置を意识するだけで大分改善する!”もご参照下さい。

1. i/u/ü以外で始まる韵母1. a(ㄚ)……口を大きくあけてハッキリと“ア”と発音します。

2. o(ㄛ)……日本语の“オ”よりも口を丸くすぼめて“オ”と発音します。

3. e(ㄜ)……“エ”ではありません。“エ”の口の形で“オ”と発音します。日本人にはどちらかといえば“オ”に近く闻こえるはずです。

4. ai(ㄞ)……“アイ”ですが、“ア”と“イ”を别々に発音するのではなくできる限り“イ”になめらかに移行するように発音します。

5. ei(ㄟ)……“エイ”ですが、“エ”と“イ”を别々に発音するのではなくできる限り“イ”になめらかに移行するように発音します。なお、ピンインでは同じくeと书いていますが、単独のe(上述のように“オ”に近い)と、eiのeとは発音が违うことに注意してください。

6. ao(ㄠ)……aoと书いていますが本来はa+uです。“アオ”よりは“アウ”に近い感じで、最后は口をすぼめて発音します。

7. ou(ㄡ)……“オウ”です。そもそもo自体、日本语の“オ”よりは口をすぼめるわけですが、最后の“ウ”のところではいっそう口をすぼめて、前に突き出すような感じで発音します。

8. an(ㄢ)……“アン”ですが、以下、nで终わるものはすべて舌を上の歯の里にしっかりつけて“ン”と発音します。日本语の“ン”は后述のngに闻こえます。nは舌を意図的に前に出しましょう。軽く舌を噛んでもよいほどです。そういうnに接続する関系で、aは単独のアよりもやや口の开きが狭まったものになります。

9. en(ㄣ)……一応“エン”でかまいませんが、nに関する注意は上同様です。“エ”の部分はやや“ア”に近い感じに闻こえることがあります。

10. ang(ㄤ)……“アン”です。ngは鼻に息を通して“ン”と発音します。最后に“グ”と発音してはいけません。日本语の“ン”は、そこで终わる场合はngのように闻こえます。ngの発音の副作用で、aはやや奥まった感じの音になります。

11. eng(ㄥ)……“エン”ではなく“オン”に近い感じです。単独のe(“エ”の口の形で“オ”という)の响きがはっきりあらわれます。ngは上记同様に鼻に息を通します。

12. iで始まる韵母12. i [yi] (ㄧ)……以下、iで始まる韵母はすべて、iの部分は唇を意図的に左右にひいてはっきりと“イ”というようにします。なお、ピンインでは前に子音の付かない単独のiはyiと表记します。以下、[ ]内は前に子音の付かないときの表记です。 この注音符号は日本语の音引き(长音记号)とは逆に、縦书きのときには“一”、横书きのときには“丨”、つまり流れに対して直角になる(流れをせきとめる)ようにするのが本当ですが、フォントの関系でそうならない场合もあるかもしれません。

13. ia [ya] (ㄧㄚ)……“イア”です。“イ”は长くなくてもいいのですが、上述のように唇をしっかりと左右にひくようにし、“ヤ”にならないようにします。以下みなそうです。

14. ie [ye] (ㄧㄝ)……“イエ”です。eはこの场合“エ”でかまいません。

15. iao [yao] (ㄧㄠ)……“イアウ”です。ao部分はやはり“アオ”よりは“アウ”に近い感じになります。ia同様に“イ”は短いながらもはっきり発音し“ヤウ”にならないようにします。

16. iu [you] (ㄧㄡ)……“イオウ”です。ピンインでは子音がつく场合にoを书きません。それは子音が付くとoが軽くなって“イウ”に近く発音されるからです。が、3声や4声のように长めの発音になるときにははっきり“オ”が现れてきます。ともかく最初の“イ”と最后の“ウ”をはっきり発音するように注意しながら、“イ→ウ”の移行の副作用で“オ”が响いてくる、という感じで発音します。

17. ian [yan] (ㄧㄢ)……“イエン”です。ウェード式ローマ字ではienと书くほどであり、决して“イアン”ではありません。最初の“イ”と最后のnがどちらも口を闭じる动きにかかわる音なので、结果としてaのところで口が开かず“イエン”のようになるのです。

18. in [yin] (ㄧㄣ)……“イン”です。注音符号を见るとi+enであり、もともとはそうなのですが、単独でも决して“イエン”と読まれることはありません。口を横にひく“イ”から舌を歯に当てるnに直行する感じで“イン”と発音します。

19. iang [yang] (ㄧㄤ)……これは“イアン”でOKです。鼻にぬけるngの影响で“ア”は奥まった感じになります。“イ”は短いながらはっきりと。“ヤン”にならないように。

20. ing [ying] (ㄧㄥ)……“イン”です。注音符号を见るとi+engであり、もともとはそうなのですが、単独でも决して“イエン”と読まれることはありません。in [yin] (ㄧㄣ)との区别がつきにくいので注意しましょう。

3. uで始まる韵母

21. u [wu] (ㄨ)……以下、uで始まる韵母はすべて、uの部分は唇を前に突き出すくらいにすぼめます。なお、ピンインでは前に子音の付かない単独のuはwuと表记します。以下、[ ]内は前に子音の付かないときの表记です。

22. ua [wa] (ㄨㄚ)……“ウア”です。“ウ”は长くなくてもいいのですが、上述のように唇をはっきり前に突き出すようにし、“ワ”にならないようにします。以下みなそうです。

23. uo [wo] (ㄨㄛ)……“ウオ”です。“ウ”で唇を突き出すぶん、“オ”は単独の场合より口が开き気味になるかもしれません。

24. uai [wai] (ㄨㄞ)……“ウアイ”というより“ウアエ”に近いかもしれません。“ウ”で唇を突き出すぶん、末尾のiのところで口を横にひくのがややおろそかになります。

25. ui [wei] (ㄨㄟ)……“ウエイ”というより“ウエ”です。uai同様末尾のiがややおろそかになります。ピンインでは子音がつく场合にeを书かないのですが、むしろ现実には末尾のiを落とすような感じです。露骨に“ウイ”とやるとかえっておかしくなります。

26. uan [wan] (ㄨㄢ)……“ウアン”です。ianと违ってこちらは真ん中のaがはっきり“ア”と闻こえますが、最初に唇を突き出し、最后で舌を歯の里にしっかりつけるのを忘れないこと。けっこう口の动きが忙しい音です。

27. un [wen] (ㄨㄣ)……“ウエン”です。inは绝対に“イエン”にならないのに、unは逆に“ウン”になりません。ピンインでは子音が前につくとunと书くくせに、それでもあいまいな感じでエが闻こえます。

28. uang [wang] (ㄨㄤ)……“ウアン”ですが、ngは鼻に抜く“ン”です。aの部分は口の开きを大きめにしますが、なれないとuanとの闻き分けが难しいところです。

29. ong [weng] (ㄨㄥ)……“ウン”です。ピンインはongと书いていますが、“オン”ではなく“ウン”です。単独のときとずいぶん表记が异なりますが、単独のときにはあいまいなe(“オ”に近い音)が响き、“ウォン”という感じになります。

4. üで始まる韵母

30. ü [yu] (ㄩ)……以下すべてそうですが、üは唇をできるだけすぼめて“イ”と発音します。ドイツ语を知っていると“ユ”のように発音したくなりますが、むしろ“イ”に近い感じです。 それから重大な注意があります。注音符号ではüはいかなる场合も必ずㄩと书くのですが、ピンインの作者はよほどこの点々をうちたくなかったと见えて、“点々をうたなくてもわかる场合はできるだけうたないですませる”方式を考案しました。üは前に子音が来る场合は、j/q/x/n/lしかありません。このうちj/q/xは、次に绝対にuが来ないので、ピンインではüではなくuと书いてしまいます。それから単独のときもyuのように书きます。前がnとlのときは、nuとnü、luとlüの両方の可能性があるので、しぶしぶüと书くのです。逆にいえば、ピンインでyu/ju/qu/xuというシーケンスをみかけたら、そのuは実はüなのだということを肝に铭じてください。これは以下すべてそうです。

31. üe [yue] (ㄩㄝ)……“ユエ”という口の形で“イエ”といいます。くどいですが、yue/jue/que/xueのueは実はüeです。

32. üan [yuan] (ㄩㄢ)……“ユアン”という口の形で“イアン”といいます。ianが“イエン”になったように、こちらもやや“ユエン”みたいになります。くどいですが、yuan/juan/quan/xuanのuanは実はüanです。

33. ün [yun] (ㄩㄣ)……“ユン”で一応OKです。むしろ“イユン”や“イウン”にならないようにします。くどいですが、yun/jun/qun/xunのunは実はünです。

34. iong [yong] (ㄩㄥ)……ピンインではどこにもüが出てきませんが、実はこれはれっきとしたüngであり“ユン”です。üの形のまま鼻に息を抜く“ン”を発音します。そのとき结果として“ウ”に近い“オ”が闻こえてくるという感じです。ピンインにひきずられて“ヨン”にならないようにしましょう。なお、nとlが前に来ることはないので、ピンインでは绝対にüngと书かれることはありません。

5. 特殊な韵母

35. i ()……iのどこが特殊なんだ? と思うかもしれませんが、后述の声母zh(ㄓ)/ch(ㄔ)/sh(ㄕ)/r(ㄖ)の口の形そのままで声を出すと、イともウともつかない非常にあいまいな音がでます。また、z(ㄗ)/c(ㄘ)/s(ㄙ)の口の形そのままで声を出すと、さきほどとはちょっと违いますが、口を丸めないウに近いあいまいな音が出ます。注音符号ではこれをまったく表记せず、まるで韵母ナシであるかのようにㄓ/ㄔ/ㄕ/ㄖ/ㄗ/ㄘ/ㄙとだけ书きますが、まるきり母音ナシというわけではありません。ピンインではiと书きますが、“イ”とは违います。详しくは后の声母のところで述べます。

36. er (ㄦ)……単独でしか出てきません。口を半开きにしたあいまいな“ア”を発音したあと、すばやく舌を奥のほうにそらせます(舌先はどこにも触れないようにします)。なお、他の语のあとについて“アル化音”という特殊な音节を作りますが、これについては后述します。

【5. 声母】

中国语の声母は、ゼロを除くと21种类あり、6种类に分类されます。 その6种类の分类の最初の2つだけをピンインで书き出すと、b/p、d/t、g/k、j/q、zh/ch、z/cとなります。これは一见、清音/浊音という対立のように见えますが、実はすべて清音です。たとえばbo / po はカナで书けば両方とも“ポ”です。违いは、boのほうが息を出さないように発音し、poは露骨に息を出しながら発音するというものです。前者を无気音、后者を有気音といいます。无気音は状况によっては日本人の耳には浊音に闻こえることがありますが、発音するときには浊音ではなく、息を出さずに清音で発音するように心がけます。逆に有気音は露骨に息を出すようにします。 子音だけではカナで书けず発音の解说がしにくいので、たとえばbは[bo]のように适宜母音を补った形で発音します。それを以下ではb(ㄅ)→bo(ㄅㄛ)のように书くようにします。

1. 唇音

35. b(ㄅ)→bo(ㄅㄛ)……息を出さずに“ポ”と発音します。36. p(ㄆ)→po(ㄆㄛ)……息を露骨に出しながら“ポ”と発音します。

37. m(ㄇ)→mo(ㄇㄛ)……日本语の“モ”よりも唇に力を入れて(夸张すれば“ンモ”のように)発音します。

38. f(ㄈ)→fo(ㄈㄛ)……英语のf同様に“フォ”と発音します。

2. 舌尖音

5. d(ㄉ)→de(ㄉㄜ)……息を出さずに“ト”と発音します。

6. t(ㄊ)→te(ㄊㄜ)……息を露骨に出しながら“ト”と発音します。

7. n(ㄋ)→ne(ㄋㄜ)……日本语の“ノ”よりも唇に力を入れて(夸张すれば“ンノ”のように)発音します。

8. l(ㄌ)→le(ㄌㄜ)……英语のl同様に舌を歯の里につけて“ロ”と発音します。

3. 舌根音

10. g(ㄍ)→ge(ㄍㄜ)……息を出さずに“ゴ”と発音します。

11. k(ㄎ)→ke(ㄎㄜ)……息を露骨に出しながら“コ”と発音します。

12. h(ㄏ)→he(ㄏㄜ)……一応“ホ”ですが、のどの奥で、のどぼとけをふるわせるように発音します。特にhuのときに日本语の“フ”(これはfuになってしまう)にならないようにしてください。

4. 舌面音
舌面音に属する3つの声母のあとは必ずi(ㄧ)かü(ㄩ)になります。そこでピンインではüをuと表记することに注意してください。

13. j(ㄐ)→ji(ㄐㄧ)……息を出さずに“チ”と発音します。※运営者注:ジの间违いかと思いきや、厳密には日本语のジとチの中间音だそうです。多くの参考资料が“ジ”を采用しているようなので息の出ない“ジ”で覚えておきましょう。

14. q(ㄑ)→qi(ㄑㄧ)……息を露骨に出しながら“チ”と発音します。

15. x(ㄒ)→xi(ㄒㄧ)……日本语の“シ”と同様です。

5. そり舌音

そり舌音に属する4つの声母のあとにはi(ㄧ)やü(ㄩ)は绝対に来ません。ピンインではzhi/chi/shi/riなどのように一见iが来ているかのように见える场合がありますが、これは“イ”ではなく、そり舌音の声母の口と舌の形のままで声を出す、“イ”とも“ウ”ともつかないあいまいな音です。この母音を注音符号ではまったく表记しません。

16. zh(ㄓ)→zhi(ㄓ)……“舌をそらす”というと难しそうですが“舌先を起立させる”ような感じにします。すると舌面はスプーンのようにくぼむはずです。この状态で息を出さずに音を発するとやや“ツ”に近い“チ”になるはずです。それがこの音です。※运営者注:タタタタッ!と発音した时の舌の位置を意识すると良い。

17. ch(ㄔ)→chi(ㄔ)……同様に、こんどは息を露骨に出しながら“ツ”に近い“チ”を発音します。※运営者注:タタタタッ!と発音した时の舌の位置を意识すると良い。

18. sh(ㄕ)→shi(ㄕ)……同様に、“ス”に近い“シ”を発音します。※运営者注:タタタタッ!と発音した时の舌の位置を意识すると良い。

19. r(ㄖ)→ri(ㄖ)……sh(ㄕ)の浊音です。ですから“ズ”に近い“ジ”といえますが、このとき舌が立っていることの副作用で、rのような响きが强く闻こえます。つまり耳には“ル”に近い“リ”のように闻こえるわけです。しかしrそのものとは违うので、惯れないうちは“ズ”に近い“ジ”をいうようにしたほうがいいかもしれません。现にウェード式ではjで书き表します。ルとズが近いなんて信じられないかもしれませんが、チェコ语のřは日本语ではふつう“ルズ”と転写しますが一応一音です。チェコの音楽家ドヴォルザークはDvořákと书くのです。たぶんチェコ语のřは中国语のrと似たような性质なのでしょう。

6. 舌歯音
舌歯音に属する3つの声母のあとにもi(ㄧ)やü(ㄩ)は绝対に来ません。ピンインではzi/ci/siなどのように一见iが来ているかのように见える场合がありますが、これは“イ”ではなく、舌歯音の声母の口と舌の形のままで声を出す音です。上述のそり舌音のあとのiと比べると、“イ”には闻こえず、口を丸めない“ウ”というところでしょう。この母音を注音符号ではまったく表记しません。

20. z(ㄗ)→zi(ㄗ)……舌先を上の歯の里侧につけて“ツ”と発音します。zu(ㄗㄨ)という音もあるのでzi(ㄗ)の场合は口を丸めないようにしましょう。

21. c(ㄘ)→ci(ㄘ)……同様に(运営者注:舌先を上の歯の里侧につけて)、こんどは息を露骨に出しながら“ツ”と発音します。

22. s(ㄙ)→si(ㄙ)……同様に(运営者注:舌先を上の歯の里侧につけて)、“ス”と発音します。

7. ゼロ声母
いきなり母音で始まる音节は、声母がないことになりますが、上述のようにまるきり何もないのではなく、音として现れてこない区切りのような子音で始まっているものと考えられます。 ピンインは音节ごと(字ごと)に分かち书きせず、単语単位でくっつけてしまうので、上述の例“天安”をそのまま书くと、tiānānとなってしまい、“ティアナン”と読まれるおそれがあります。もっともtiāなどという音节はありえないので“あれおかしいぞ? そうか、tiān-ānかとわかるはず”ともいえるのですが、まぎらわしいには违いないので、こういうときは、tiān’ānのように ‘ を入れて表记します。 “こういうとき”をもっと厳密にいうと、“i、u、ü以外の母音で始まる音节が语中にきたときに ‘ をつける”というわけです。i、u、üで始まるものはピンインではyi、wu、yuと书かれ、くっつけても误読のおそれはないので、 ‘ は用いません。注音符号は通常音节ごと(字ごと)に分かち书きするのが普通ですし、仮にくっつけたとしても、tiānの最后のnはㄢ(an)の中に含まれているものであり、声母のㄋ(n)とはまるきり违う字になるので、声母がないときに特别の记号は用いません。

【6. アル化】

现代中国语、特に北京语では、いろいろな単语の末尾でそり舌・巻き舌をして“ル”という音が加わることがあります。これをアル化(“化”はhuà(ㄏㄨㄚˋ)と発音すること)といいます。特に俗语になればなるほどこれが顕著です。大陆の普通话や台湾の国语は、俗语とは一定の距离がありますが一応北京语を基础としているので、俗语ほどではないにせよいくつかの単语は末尾をアル化する言い方を正式な形と认めています。 ピンインではアル化を単に-rという形で表记しますが、もとの音节末尾音によっては単にそり舌化するだけでなく末尾音が省略されたりすることがあり、ローマ字表记と実际の音とが异なってきます。汉字では儿(儿)をつけるだけなので、単独に儿(儿)を発音するのと区别がつかなくなります。注音符号もやはり単に“ㄦ”をつけるだけなのですが、単独の“儿”は2声なので“ㄦˊ”と注音されるのに対し、アル化の“儿”は、まるで1声であるかのように“ㄦ”と注音されるので、一応区别は可能です。 なお、ピンインでは単にrと表记されるのですが、パソコンのピンイン汉字変换の场合は、rだけでなくerと入力しないとダメです。 以下、おおざっぱに、末尾音がどのように変化するかをまとめます。

1. iで终わる音ではiが脱落します。

2. nで终わる音ではnが脱落します。

3. ngで终わる音ではngが脱落し、全体が鼻母音化します。

【7. 特别な音节】

主に“うん”“うむ”などといった意味の间投词が主なのですが、mだけ、nだけ、ngだけの音节というのが存在します。“ムー”“ンー”という感じの音です。ピンインではこういう场合、mやnやngだけを书いて、必要ならその上に声调记号を书いてしまいます。注音符号ではㄇ(m)、ㄋ(n)、ㄫ(ng)となり、これの上や右肩に声调记号をつけてしまいます。

【8注音符号の顺序とキーボード配列】

台湾の辞典は原则として日本の汉和辞典同様に部首・画数顺の配列ですが、巻末などに音索引がついており、これが注音符号顺配列になっています。注音符号の顺序とは、

ㄅㄆㄇㄈㄉㄊㄋㄌㄍㄎㄏㄐㄑㄒㄓㄔㄕㄖㄗㄘㄙ
ㄚㄛㄜㄝㄞㄟㄠㄡㄢㄣㄤㄥㄦ
ㄧㄨㄩ

(引用以上)

 

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