新型肺炎。SARSの時を遙かに凌駕している上、春節の移動シーズンとも重なりかなりヤバイ状況に
年初からコロナウィルを起因とする新型肺炎のニュースがぼちぼち流れて来たと思ったら、段々感染者と死者が増えて来てヤバイ状況になっている模様です。そう言えば一昔前、SARS(重症急性呼吸器症候群;中国語では非典fēidiǎn )が流行った時のことを思い出しました。あの頃はまだ中国経済の規模や与える影響がそれ程では無かったのですが、経済規模でも中国が超大国となった現在では、各方面に与えるインパクトがあまりにも大きいのではと想像されます。また、人口1千万人以上の大都市、武漢とその周辺が閉鎖されたとのニュースや、10日間の突貫工事で1千床を備える専用の病院を作るとのニュースも。まずは、一刻も早く収束と、少しでも犠牲者が出ることがないようにして欲しいものです。ちなみに、中国語ではコロナウィルスは冠状病毒”guānzhuàng bìngdú 新型肺炎は”新型冠状病毒肺炎xīnxíng guānzhuàng bìngdú fèiyán”と言います。
以下のツイートやニュースを見てみましょう。
中国武漢にいる医師は専門であるない関係なく招集されている。マジで命がけ。はやく収まってほしいですね🙏 pic.twitter.com/TLmNctiXeO
— ただの主夫まぬか@中国住起業家 (@manukatsunakan) January 23, 2020
上記ツイートに関連した写真にある文章は以下の通りです。内容は、病院の(肺炎の専門ではない)内分泌科の医師達がコロナウィルスの治療にあたり、その戦いの最前線に参加させて欲しいとの要請を院長にあてて出しているものです。
qǐng zhànshū
zūnjìng de yuàn
lǐngdǎo :
mùqián xīnxíng guānzhuàng bìngdú fèiyán yìqíng yánzhòng , rìqū yánjùn zhī shì , wǒ yuàn chéngdān le dàliàng de yìqíng jiùzhì gōngzuò , xūyào dàliàng yīshī gōngzuò zài dìyīxiàn , wǒmen nèifēnmì kē quántǐ yīshī zhèngzhòng xiàng yuàn lǐngdǎo tíchū shēnqǐng jiārù kàng “ xīnxíng guānzhuàng bìngdú fèiyán ” de zhàndòu zhōng qù , yī fèn wēibó de lìliang 。
hé quán yuàn quán shèhuì yīqǐ gòngtóng nǔlì , gòngxiàn wǒmen
kěnqǐng lǐngdǎo pīzhǔn !
cǐ zhì
jìnglǐ !
院長殿
目下、新型肺炎の万円状況は深刻な事態で、日一日と状況は厳しくなっており、我が病院も大規模な救援作戦を担うことになれば、大量の医師を第一線に投入する必要があり、我々内分泌科の医師全体も院長に対して謹んでこの「新型コロナウィルス肺炎」に抗するための戦いへの参加を申し出るものであり、微力ながらお力添え致します。
どうかご承認をお願い致します。
敬具
申請者:内分泌科医師一同
中国人観光客が日本で撮った写真です。マスクの値下がりして「中国加油」とも書いてあります。どこの店わからないですが、ありがとう😭😭 pic.twitter.com/dwdbXPK7WZ
— Yukiki (@KittyHanabi) January 23, 2020
武漢に集まった医師と看護師pic.twitter.com/L94yQkALtY
— 宋 文洲 (@sohbunshu) January 24, 2020
中国・武漢に1000床の新病院、10日間で建設 新型肺炎治療に特化
【1月24日 AFP】(写真追加)新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国当局は流行の中心地・湖北(Hubei)省の武漢(Wuhan)市内に、感染者の治療に特化した病院を新設している。建設期間はわずか10日間で、来月3日には病院施設が稼働する見通しだ。中国国営メディアが24日、報じた。
新型ウイルスによる肺炎では、これまでに中国国内で少なくとも26人が死亡し、感染者は830人を超えた。流行を食い止めるため、武漢をはじめとする複数の都市で交通遮断措置が取られ、合わせて4100万人が移動制限の影響を受けている。
中国中央テレビ(CCTV)は、武漢市内の建設現場でショベルカーやトラック数十台が稼働している映像を紹介した。新華社(Xinhua)通信によると、2万5000平方メートルの敷地にベッド数1000床の病院を建設中だという。
建設作業は、新型肺炎の流行が拡大し、対応指定された病院のベッド数の不足が伝えられる中で開始された。
中国は2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染者が急増した際にも、北京郊外にわずか1週間で新病院を建設して対応した例がある。新華社によると、武漢の新病院の施設も、北京の「小湯山医院(Xiaotangshan Hospital)」をモデルにして建設しているという。
出典:AFP 2020年1月24日 18:30 発信地:北京/中国
中国武漢閉鎖 ある意味中国の凄さ 感染防御は国の防衛力
新型コロナウイルス肺炎問題。なんと中国武漢が閉鎖されました。
国民が政府を信用?している中国だからできる方策なのでしょうが、経済的にも人道的にも少し問題な対応です。それこそこんな方策をとるなんて、報告されている以上に武漢の患者は多いのではと疑ってしまいます。今後の動きが興味深いです。
前回の記事から、ヒトヒト感染が起きること、医療従事者が感染するということがわかりました。ただ情報によると感染者に比べて死亡者はそこまで増えていませんので、感染力は別として、ウイルス毒性はSARS、MARSよりやはり低いと思われます。ただ患者がN95マスクをしているなど、おかしな情報がSNSに流れています。情報の質は要ケアです。
WHOはまだ非常事態宣言を出すことを控えています。まだ正確な情報は足りてないのです。そして外務省はまだレベル2しか出していません。
そして大切なこと、予防策はインフルエンザに準じればかまわないと思われます。そうどんなに予防してもインフルエンザかかる時はかかります。あの玉川さんのように。
がん治療とおなじように正確な情報を取っていきましょう。
そして感染症対策、防疫対策は国防の一つです。それこそ国力をあらわします。だから日本は今こそ世界に準じてCDCのような組織を作るべきでしょう。島国という利点はもうありません。
出典:BLOGOS 2020年01月24日 07:40
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