前回、シリーズ私の中国語勉強法(2)-前半:YouTuberから学ぶ中国語後半:WEB 中国語会話でアウトプットを心掛ける勉強法~全国通訳案内士(中国語)の合格はこれで決まり!を執筆頂いた佑佑(YOYO)さんに、中国語の勉強に役立つお奨めのアプリをご紹介頂きました。

 

中国語学習に役立つアプリをご紹介

皆さまは自分自身のスマートフォンを使用し中国語学習に生かしたことはありますか?

今までスマートフォンが普及する前は中国語の学習をするためにはCDやMDなどを使用して音声を聞くなどが必須でしたが、令和となった現代ではスマートフォンを使用することで中国語学習の方法はよりバラエティーに富むものになります。

例えば前回紹介をした【私の中国語勉強法(前半)Youtuberから学ぶ中国語】などにも紹介しているようにYoutubeを使用して中国語を学習する機会も身近になっていますね。

今回はスマートフォンのアプリを使用したとても便利な中国語学習を紹介します。

勉強ツールを一つでも増やすことで自分に合った良い勉強法が見つかる手立てともなるので一度今回紹介するアプリを試してみてくださいね。

 

【HSK ONLINE 】

 

 

このアプリは、iOSとAndroid両方とも対応しています。出来ることはざっくりと以下の通りです。

 

・HSKの各級の試験に標準を合わせて学習を継続、記録すること、また過去問、模擬試験の演習もできます。

・中国国内の外国人に対して中国語を実績的に教えてきた経験が豊富なネイティブの先生より中国語会話レッスンも受けることができます。(有料)

・単語、作文、リスニング、過去に自分が間違えた問題を繰り返し解くことができる

・スマートフォンのアプリからだけでなくPCからの使用も可能。

 

 

 

このアプリのボリュームはとても多いです。そのため最初におすすめの使い方を紹介します。

まずこの自分自身の中国語のレベルを試すためにこの画面の中国語レベルテストから試してみてください。(黄色のマーカ箇所)

 

 

このレベルテストを受けることで自分のレベルを知ることができます。

筆者の結果はこんな感じでした。

HSK6級資格保持者としてなんとか威信を保つことができました…!(笑)

 

 

HSK6級となると上記の記載にあるように「中国語で自由に意見を伝えることができるうえ、中国最高峰大学に入学したり、中国の会社のトップで仕事することができる」とありました。アプリからの機械的に示されたコメントでもうれしい限りですね(笑)

まずこのレベルテストの回答には30分程度必要ですので気軽にやってみるのと同時に30分~40分程度時間をとるのがオススメです。

そこで自分自身の中国語能力をまずこのアプリで判定することができるので、

例えばこのレベルテストでHSK3級と判定をされたのであればHSK3級の語彙、文法、総合テスト(実際のHSKの問題)を回答することなどで学習を進めることができます。

自分のスタート地点と目標設定をすることができるのが、このHSK学習に特化したこのアプリの特徴です。

 

以下はHSK3級の語彙を学習する画面です。

 

右側のスピーカーのボタンを押すことで音を繰り返し聞くことができます。

またその上の亀の場所を押すと音声をゆっくり再生することができます。

 

料金システムについては以下の通りです。(2021年7月現在)

 

 

1ヶ月1750円、1年間9000円、買い切りで13000円で契約ができます。

無料会員登録の場合、過去問、模擬演習が3回しかできませんが有料会員となることで15回分すべて演習することができます。

また有料会員となると作文添削やマンツーマン指導を受けることができるメリットも享受できます。

個人的なオススメはまず無料コンテンツをすべて使い倒してみて目標のHSKの級を受験してみることです。

もちろんこのアプリで有料会員になることで中国語学習のメインツールにすることができると思います。

ただもしすでにHSKの参考書など持ち合わせがあるのであれば、参考書を優先的に学習し、隙間時間などにこのアプリを使用することがお勧めです。

もしその参考書を学習し尽くしたり、目標のHSKの級の合格が達成されたのであれば次の級のレベルを知るために、このアプリで次なる目標の級の内容を把握することにとても適しています。段階を踏んで、自分自身でこのアプリをメインツールにするかどうか考えてみましょう。

 

筆者が使用したみたところ「語学学習のスマートフォンアプリは日進月歩で改善されている」と実感しました。5,6年前だとまだここまで有能なスマートフォンのアプリは全然ありませんでしたが、このHSK ONLINEは操作もスムーズでアプリ特有の操作性のストレスは一切感じませんでした。

またこれは中国によって開発されたアプリであり、その運用も中国側によってされているのである意味、中国の威信がかかった中国語学習ツールということもあると言えます。

このアプリはまさに「中国語をより世界に普及を目指したいと気合」が入っていることが十分に伝わるコンテンツ量であると筆者は感じました。

このアプリが使用されているのは世界中ですので日本だけではありません。

世界中のユーザーから好評!

 

以下のユーザーの声はベトナム人の女性です。

我々日本人は漢字がもともとわかるため中国語学習の読解、筆記についてはとっつきやすいですが、漢字圏ではない東南アジア、欧州、中東の学習者も重宝しているアプリなのでその有用性が証明されているとも言えますね。

【HSK単語トレーニング】

 

こちらのアプリも、iOSとAndroid両方とも対応しています。

もし隙間時間を有効に使って中国語学習、特に語彙力を強化したいと考えているのであれば、この「HSK単語トレーニング」もおすすめです。

以下内容は公式ホームページからの引用です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・引用開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

HSK公式過去問シリーズ編集チームが制作したHSK公認アプリ。すべての単語に過去問に基づいた例文がついています。すべての単語・訳・例文の音声が収録されているので、目で見るだけでなく耳で聞いて単語を定着させることができます。単語学習では、意味を隠したり、単語を隠したり、隠さず自動再生されたりと自由に設定できるのでお好きな方法で学習できます。「読むテスト」と「聞くテスト」の2種類のテストで、読んでも見てもわかる力を確実につけます。間違えた単語には弱点マークがつき重点的に学習できます。

 

通勤・通学時や就寝前などに、画面を見なくても耳から学習できる、連続再生機能が充実。全単語ピンイン順の連続再生機能・弱点だけの連続再生機能・全単語ランダム再生機能・弱点だけのランダム再生機能の4通りの再生機能付き。中国語とその日本語訳を連続して再生することで音だけで中国語の音と意味を確認できます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・引用ここまで・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

筆者の使用感としてはこの「HSK単語トレーニング」はまさに基礎学習と語彙の定着、反復学習にピッタリということです。コツコツと語彙力をつけたい人はこのアプリを軸にして単語学習をするのもよし、ノートを別途用意し自身の目指したい級の単語帳などを用意するのもよし、使い方は自分が単語定着しやすいやり方を試してみるといいと思います。

アプリ本体をダウンロード後、画面の指示に従い試験級単位で購入する必要があります。

 

・各HSKの級の税込価格は以下の通り

 

・1級 360円   ・4級 600円

・2級 360円   ・5級 720円

・3級 480円   ・6級 840円

 

日本人の中国語学習者はやはり漢字を見て意味がだいたいわかるので、このアプリの使用時には簡体字の語彙を意味で覚えるだけではなく、

 

「発音を聞いて意味がわかるようになること」、このことを意識しましょう!

 

例えば日本人であれば「世界」と字を見れば意味がわかります。ただそれがピンインで「shì jiè」と音で聞いた場合、ピンっと「世界」であるとわかるようになること、それが日本人の中国語学習者には必要です。中国語学習の割合は読解よりもリスニングや発音などに重きを置いたほうがバランスよく中国語を高めることできますので、このアプリでも音声聞き取りを中心に学習を進めることがお勧めです。

 

そのためにこのアプリを使用して繰り返し例文を聞いて耳から語彙を覚えるようにしましょうね。

 

いかがでしたでしょうか?

 

自分自身の工夫次第で無限に可能性が広がる語学学習ですのでよりあなたの中国語が自信を持てるものになるよう、ぜひ今回紹介したアプリを使用して中国語学習、HSK対策に向けて継続学習を目指してみましょう!

 

後半では、翻訳アプリについてご紹介したいと思います。乞うご期待!

 

P.S HSKについて

尚、本ブログでは今回執筆頂いた佑佑(YOYO)さんによるHSKの解説やお奨め問題集を紹介した記事も掲載しております。HSKって何?何から勉強したらいいか分からないという方は、中国語を勉強して資格取るならHSK (汉语水平考试) 就職・転職とキャリアアップを目指す方にピッタリ!学習効果の高いおすすめ教材も併せてご紹介!も是非確認下さい!

また、中国語辞書アプリについては、学習効果が高い中国語辞書アプリおすすめランキング:中国語学習で迷ったらこれを買おう!本気で学ぶ人のための有料辞書アプリ篇。繁体字も英語も同時に勉強しよう!にて紹介していますので、関心のある方は併せてご確認下さい。

 

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