越境ビジネスこそ脱リモート!大型ビジネスは必ず「人同士」がやり取り、そこに介在できる通訳は無双
※本記事並びにSNS上の関連投稿は、今回通訳のお仕事を頂いたソーシンテクノロジージャパン様のご協力のもと、投稿をいたしました。誠にありがとうございます!
運営者が中国留学4年+現地就職6年の経験から生み出した、シロウトでも1ヶ月でプロレベルの通訳力が身につく。サラリーマンやOLが必須のスキル、ノウハウが満載!!『たった5単元で極める中国語通訳ハンドブック』
⇩詳しくはこちらから⇩

「言葉が通じればいい」——それは幻想です。
「通訳=最強の営業スキル」 と気づいた日。
営業力・交渉力・信頼力があれば、AI通訳がどれだけ進化しても、あなたは“デキる人”でい続けられます。
突然の依頼「言葉だけじゃなく大型現地に詳しい人が必要」
運営者はこの中国語教材販売、サラリーマン以外にも、副業で学術書籍の翻訳やビジネス通訳もしています。
中国で最初に現地就職をしたのが広州の翻訳会社でしたが、その会社は日本語教育事業をしており、企業以外にも数多くの大学教授や日本語教師とも知り合うことができました。

(当時は大学の日本語コンテストの審査員、日本語教材作成もしてました)
現在は日本語教育とは無縁の半導体・エンジニア業界のサラリーマンですが、6月のある日、当時の縁で知り合ったある日本語教師の方から、ある日通訳の依頼がありました。
「実は私の地元の関東地方で会社経営をされている友人がいまして、その友人が中国で貿易ビジネスをしてるから取引先との交渉に中国に詳しい日本人通訳はいないか?と聞かれました。」
「取引先は浙江省・永康で、中国では工具製造で非常に有名な街だそうですね?言葉だけじゃなくて、『工場の雰囲気・交渉の空気・現地感覚』を分かってる人がいいと言っていますが…….」
「ぜひいちたかさんに依頼をしたいです、この期間中はお時間いかがでしょうか?」
……正直、ビビッときました⚡
単なる言葉の置き換えではない、ビジネスの機微を理解した通訳。これこそが、AI通訳が絶対に到達できない領域だと、その依頼を聞いた瞬間に確信しました。
「ぜひやらせてください!」
そこからはもう話がドンドン進む。
立て続けに依頼主の経営者とチャットを交換、オンライン面談や日程調整などを行いました。
そこで一番印象に残ったのは依頼主の社長さんのお話です。
「これからAIが発展する時代でも、やっぱり最後は人同士になるのがビジネス。だからキッチリ言語と商習慣と人を理解している人が必要なんです。」
まさに、運営者自身のモットーとも共感できる考え。
運営者は日本企業海外現地法人の現地採用として中国企業との折衝を担当しておりますが、早急に組織変革が求められる日本企業にとっては「日本人が現地に馴染んでいく」プロセスとして現地の言語や商習慣を現場レベルで把握する必然性が既に発生しています。
そんな環境で日々働いている自分にとって、この上なく意義のあるご依頼でした。
事前打ち合わせで営業アドバイス「これだけの営業利益を乗せたけど、あなたはどう思う?」
6月に最初の打診があってから、実際に依頼主とお会いし通訳業務を行ったのは9月。
待ち合わせは上海浦東空港近くのホテル。先方は依頼主の社長さんと営業担当者の2名が参られました。
そこから浙江省・永康に向かうために上海虹橋駅まで新しく開通した浦東空港ー虹橋空港直通リニアに搭乗。


(リニアの中は相変わらず人が多くスマホ見てる人ばっかり…….)
鉄道乗車時間まで少し時間があったので、虹橋駅隣のショッピングモールにあるスターバックスで打ち合わせとなりました。
通訳前の打ち合わせは非常に緊迫感のあるもので、商談の詳細、工場との過去のやり取り、そしてこれから購入する製品の営業方法など、社長から直々に意見を求められたのです。
「正直、この製品にはこれだけの営業利益を乗せたいと考えている。だが、中国側がこの価格で納得するかどうか……いちたかさん、現地を知っているあなたの意見を聞きたい」

私は、過去の経験と現地の市場感を照らし合わせ、率直な意見を伝えました。
ただ言葉の通訳するだけでなく、その場で利益率の算定や交渉カードの提案、取引先の性格や背景、予想される返答などについても深い議論を交わすのです。
利益率の算定などは私自身もExcelで計算し、依頼主とも以下のような会話を交わして交渉カードのすり合わせを行います。
「この製品、中国工場原価が○○$。日本では最終価格○○円で売るつもりなんだけど……いちたかさん、これだけの営業利益率乗せても、中国人社長に納得してもらえると思いますか?」
こうしたやり取りの中で、運営者は、
・中国人経営者の「値下げ交渉」のクセ
・日本企業として考える信頼と市場価値、価格設定
・日本の消費者の価格感覚
それらを総合的に踏まえていくつかアドバイスをすると……
「なるほど!まさにこういう視点が欲しかったんです!」
このように、実際に求められるビジネス通訳とは【現場レベルのコンサルティングパートナー】であり、
「単なる『言葉の橋渡し』ではない。契約成立というゴールに導く最強の営業サポートスキルなんだ」ということがわかりますね?
この事前準備こそが、後の契約を掴む土台となるのです。
通訳現場へ「必ず1か月後までに納品してほしい!」
お昼になり、私たちは鉄道で上海から永康南駅へと移動し、取引先工場へ。
上海虹橋駅は平日だというのに毎日異常な人の多さ!!中国の鉄道駅はどこもこうですが、上海虹橋駅は超巨大ハブ駅であり、その規模感はヤバい💦

上海虹橋駅から永康南駅までは約2時間半。大都会から一気にどローカルな雰囲気へと変わっていきます。

(地図で確認すると、これだけの距離が…….)

浙江省・永康市は中国国内では五金之乡(wǔ jīn zhī xiāng 金物品の故郷)と呼ばれる軽工業都市の1つで、建築用品・プラスチック製食器・日用品・計器・電動工具などが主な産業の街です。
今回の取引先は、そんな永康市の永康南駅から車で7分の田園地帯にある電動ハサミメーカー・ソーシンテクノロジーです。

(ソーシンテクノロジー本社ビル、ご覧の通りレトロな町工場)

(ビルの向かいには一面緑が広がる)

(訪問前に撮影、ヘラヘラしてるようで結構バクバクしてました)
本社オフィスに向かうと、まずは依頼主が事前に打ち合わせをしていた通り、社長同士の和やかな会話の通訳のほかに1階作業場に降りて販促に使うInstagram投稿用の製品組立動画の撮影をお手伝いしたり、現場のスタッフと直接コミュニケーションをとったりと、通訳以外のサポートにも奔走しました。

(ソーシンテクノロジーが製造している電動剪定ハサミ)
そして、いよいよ契約交渉です。ソーシンテクノロジーは社長ご夫妻が経営されている家族企業で、社長で経理担当の奥様・副社長で技術担当の旦那様のご夫婦が交渉相手となりました。

(一番奥に座っているのが運営者)
ご覧の通り、相手はザ・ローカル中国人。奥様はまだしも職人気質の旦那様は独特の訛りもあり、しかも夫婦で相談する時はたまに方言も混じってくるので、肝心な部分を聞き落とさないよう、通訳者・いちたかもかなり必死です。
私が特に力を込めて通訳したのは、納期に関する要求でした。
📌
「私たちは11月にオンライン上で販売スタートをする。そのためには、必ず1か月後までに日本国内に納品してほしい。また、パッケージデザインは日本向けに合わせたバージョンで進めたい」
“我们11月份要开始在网上上架。因此必须要1个月以内把产品出口到日本。另外,包装设计的话请按日版方案推进。”
wǒ men shí yī yuè fèn yào kāi shǐ zài wǎng shàng shàng jià. yīn cǐ bì xū yào yí ge yuè yǐ nèi bǎ chǎn pǐn chū kǒu dào Rì běn. lìng wài,bāo zhuāng shè jì de huà qǐng àn Rì bǎn fāng àn tuī jìn.
会議通訳のコツとして、単に機械的に相手の言葉をスラスラ訳してしまうと、聞き心地が良いようで逆に話者の意志が伝わりにくくなります。
この「必ず」という強い意志は伝えるために、会議通訳では通訳者自身が演技をしているかのように強調するポイントで意図的に語気を強める・スピードを遅くするというテクニックを駆使します。
私は、日本のビジネスにおける「納期厳守」の重要性や、この製品にかける日本の会社の熱意を、ジェスチャーや表情、そして中国語のニュアンス**に乗せて伝えました。
もう1つのカギは価格交渉です。
ソーシンテクノロジーからすると、スペインやドイツなどの欧州諸国で既に数年間の輸出実績がありますが、日本での専売契約は今回が初めてです。
依頼主の社長はソーシンテクノロジーの電動バサミの品質に相当な自信を持っており、ズバリ「高くても絶対売れる!!」と断言されました。よって通訳も断定的に
「今回は初取引ですが、ズバリこれだけの価格で行きたい。当方は御社の製品は絶対売れるという確信があります!」
“这次虽然是第一次合作,但说直白点我们就这个价格卖,希望成交!我方对贵司的产品绝对有信心,坚信一定能卖出去!”
zhè cì suī rán shì dì yī cì hé zuò,dàn shuō zhí bái diǎn wǒ men jiù zhè ge jià gé mài,xī wàng chéng jiāo! wǒ fāng duì guì sī de chǎn pǐn jué duì yǒu xìn xīn,jiān xìn yí dìng néng mài chū qu!
契約成立!「いちたかさん、貴方のおかげだ!ありがとう!!」
以上の交渉の結果、先方の奥様社長はこちらの条件を吞んでくれました。
「この製品はスペインじゃ数倍の価格にしても売れている。日本でも絶対売れるから、そちらの条件でいいですよ!」
納期、品質、パッケージデザイン。全ての条件が整い、契約成立!

(契約成立後、双方が契約書に署名し記念撮影)
社長さんも担当者も心から安堵し、私に深々と頭を下げてくださいました。
😭 「いちたかさん、貴方のおかげだ!ありがとう!!現地に詳しい人がいるだけで、こんなにも交渉がスムーズに進むとは。まさに言葉だけじゃない交渉力だよ」
運営者は日頃から折衝が極めて難しい半導体ファウンドリー企業と接し、毎日悩み苦しんでいますが、この言葉を聞いた瞬間、自分の日頃の仕事で鍛えられた通訳が単なる通訳の枠を超え、大型ビジネスの成功に直結したことを実感し、大きな喜びを感じました。
打ち上げ「中国の海鮮料理はマジで上手いですよ」
交渉を終えた夜は、ソーシンテクノロジー社長ご夫妻の行きつけだという永康の海鮮料理店で打ち上げ!

(中国の海鮮料理店は冷蔵庫から食べたい品を選ぶダイナミック方式)
疲れた体を癒す、美味しい料理の数々。特に感動したのは、マテ貝とゲソ! ピリ辛でニンニクの香りが食欲をそそり、プリプリの食感がたまりません。特にマテ貝は浙江省から福建省にかけて非常に良く食べられる名物で、日本人が食べても違和感ゼロなのでオススメです!

(マテ貝は中国語で蛏子 chēng zǐ)

(ゲソは中国語で鱿鱼须 yóu yú xū)
そして、中国ビジネスには欠かせない、白酒(バイジウ)も一気に!
契約成立の喜びを分かち合い、中国側の社長ともさらに親交を深めることができました。これもまた、通訳としての信頼を築く大切な時間です。

(白酒にはソーシンテクノロジーのロゴが!)
あとがき「通訳=最強の営業スキル」
今回の経験から、私は改めて確信しました。
通訳は、究極の「営業スキル」である。
AI翻訳の精度がどれだけ上がっても、その場で発生する**「空気感の読み取り」「交渉の進め方」「相手の感情の把握」「文化的な背景の理解」**は、人間でなければできません。数百万円の契約を動かす力、それは単に言葉を訳す力ではなく、営業力・交渉力そのものなのです。
💡 通訳を学ぶ=最強のビジネススキルを身につける
もしあなたが中国語に興味を持ち始めた20代、30代の若者なら、ぜひ自信を持って外国語を学んでください。勿論、40歳を過ぎても豊富なビジネス経験と一緒に組み合わせることができます。
外国語を学ぶことは、**AI通訳には到達できない、唯一無二の「営業力」と「交渉力」**を同時に身につけること。それこそが、グローバルに活躍できるデキるビジネスマンになるための、最短ルートです!
この経験が、あなたの中国語学習のモチベーションになれば幸いです。
⇓中国語通訳を本気で学びたい方は、下記の教材をクリック!!⇓
運営者が中国留学4年+現地就職6年の経験から生み出した、シロウトでも1ヶ月でプロレベルの通訳力が身につく。サラリーマンやOLが必須のスキル、ノウハウが満載!!『たった5単元で極める中国語通訳ハンドブック』
⇩詳しくはこちらから⇩




