ファーウェイチップだけでなくOSについても2012年時点で既にスペアタイヤとしてプランB=备胎计划として開発をしていたらいしい。グローバルブランドとしては方舟=ARK
米中貿易戦争のもう一つの主要舞台は5G、ファーウェイを巡る動きです。前回は、スペアタイヤプラン=プランBとしての任正非CEOのインタビューを掲載しておりますが、今回はOSのプランBについてです。2019年5月24日、中国の「国家知的財産権(知識産権)局商標局」はファーウェイが「華為鴻蒙(huáwéi hóngméng)」というファーウェイ独自のOSの商標登録を終えたと発表していますが、当該内容のロイター配信の日本語版と中国語版で勉強したいと思います。ちなみに、同OSは海外(グローバル)では「Ark」「Oak」の名前でリリースされるようです。鸿蒙は「天地開闢以前の混沌状態」Ark=方舟はノアの箱船を意味しています。その他技術的な側面が予備知識として必要かと思いますので、先に参考資料として転記します。具体的なキーワードはコンパイラー(方舟コンパイラー=Arkコンパイラー)、EMUI(ファーウェイが開発したユーザーインターフェイス。OSと同レベルらしい。)
また、この華為のOSについても、スマホ、PC、タブレットPC、テレビ、自動車、スマートウェア、(これらの機器を)統一して一つのOSにしたものである、このOSは次世代技術に向けて設計されたもので、すべてのAndroidアプリとすべてのWEBアプリに対応している、もしAndroidアプリを編集しなおせば、華為OS上だと実行性能が60%以上向上する
出典:ファーウェイ独自OS、早くて今秋リリース。Androidアプリ対応、PCスマホから自動車まで対応する次世代統一OSに すまほん!! 2019/05/22(水)
「Androidの焼き直しでは」と囁かれている華為の自社OSですが、Linux システムを「魔改造」する形で開発が進められている可能性もあるようですね。Androidエコシステムからの離脱は大きな痛手となるかと思いますが。 今後、もしかすると「第三勢力」としてAndroidやiOSを脅かす存在になるかもしれません。
出典:ファーウェイ自主開発「鴻蒙OS」に勝算はあるか?中国メディアが徹底分析 すまほん2019/05/25(土) 15:59
ARK Compilerは,
出典:2019年6月第1週 Huawei問題,その後 技術評論社2019年6月6日
Androidを使う一方で、独自のEMUIを搭載していますが、プレーンなAndroidと比べて、どこに強みがあるのでしょうか?Wang氏「ファーウェイにとっての強みは、ハードウェアとソフトウェアを密に連携できるところです。それができるのは、ハイシリコンのチップを搭載しているからでもあります。EMUIは名前こそUIですが、実際には完全なOSと言えます。ドライバだけでなく、Linuxのカーネルや抽象化層まで、(Androidに)最適化と修正をほどこしています。ファイルシステムも、いらなくなったゴミを捨てるガーベージコレクションのシステムを改修しています。さらには、ミドルウェアの最適化やイメージエンジンなども含まれます。
出典:「Mate 20 Proの独自EMUIは単なるUIではなくOSだ」:週刊モバイル通信 石野純也 Engadget日本版2018年11月30日
以下に、今回のニュースの日本語版と中国語版を同時に転載しますので、中国語の勉強にお役立て頂ければ幸いです。
※本ブログではこうした時事ニュース、特にIT関連のニュースは現代のビジネスマンにとって、中国語の学習をスムーズに進める鍵の一つと考えています。教科書にはあまり出て来ない単語ですから、これを機に覚えてしまいましょう。例:スペアタイヤ:备胎bèitāi 計画:计划jìhuà OS:操作系统cāozuòxìtǒng アンドロイド:安卓ānzhuó グーグル:谷歌gǔgē ノアの箱船:方舟fāngzhōu 天地開闢以前の混沌:鸿蒙hóngméng 登録:注册zhùcè グローバル:全球quánqiú ユーザーインターフェイス:用户界面yònghù jièmiàn ブラックリスト:黑名单hēimíngdān etc…中国語って中々面白いですね!
以下に報道を転載貼付します。日本語と中国語を比較対照しながらご覧下さい。
ファーウェイ、各国で独自OSの商標登録出願 米制裁受け
[リマ/上海 13日 ロイター] – 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]が、モバイル機器向けの独自OS「鴻蒙(Hongmeng)」を少なくとも9カ国と欧州連合(EU)で商標登録を出願したことが、世界知的所有権機関(WIPO)のデータで分かった。米政府の制裁でビジネスモデルが揺らぐファーウェイが生き残りのため代替策をとっていることをうかがわせる。
米政府がファーウェイとの取引を原則禁じたことを受け、グーグルを傘下に置くアルファベット(GOOGL.O)をはじめとする米ハイテク企業はファーウェイとの取引停止に動いている。
こうした事態を受け、ファーウェイは「鴻蒙」の商標登録に乗り出した。WIPOのデータによると、欧州連合(EU)と韓国を手始めにカンボジア、カナダ、ニュージーランドなどの国で出願。さらにペルーでも出願したと同国独禁当局が明らかにした。
ファーウェイのコンシューマー・ビジネス・グループの最高経営責任者(CEO)、リチャード・ユー氏は今年、ドイツ紙とのインタビューで、米国製ソフトウエアを使用できなくなった場合に備えてバックアップのOSを用意していると語っていた。
「鴻蒙」の詳細は明らかにされていないが、各国で商標登録に動いていることは、スマートフォン、パソコン、ロボットなど幅広い製品に独自OSを搭載したいと考えていることを示す。
中国では、昨年8月に出願し、前月に認可されている。ファーウェイはコメントを差し控えた。
米国務省高官はこの日、顧客は米国企業に依存しているファーウェイが独自のコミットメントを果たすことができるのかを自問すべきと指摘。「ファーウェイは特定の顧客と確約した製品を実際に提供できるのか」とした上で、時間の経過とともに明らかになるだろうと述べた。
出典:ロイター2019年6月13日 / 17:32
华为鸿蒙手机操作系统在全球各地申请注册商标
路透利马/上海6月13日 – 根据一联合国机构的资料显示,中国华为在至少九个国家和欧洲为其鸿蒙手机操作系统申请了注册商标,显示该公司的运营模式遭遇美国制裁威胁之际,其可能正在主要市场执行备胎计划。
美国特朗普政府上个月将华为列入黑名单,禁止该公司与Alphabet Inc (GOOGL.O)等美国科技业者有业务往来;华为手机目前使用Alphabet旗下安卓(Android)操作系统。
根据世界知识产权组织(WIPO)的资料,华为被美国列入黑名单之后,已经在柬埔寨、加拿大、韩国、新西兰等国家注册鸿蒙商标。
根据秘鲁的反垄断机构Indecopi,华为也已经在5月27日于秘鲁申请商标注册。
华为消费者业务CEO余承东今年早些时候接受德国世界报采访时表示,华为已经装有自我研制的备用操作系统,以防有朝一日美国禁止华为使用美国研制的手机和电脑操作系统。
华为还是全球第二大智能手机生产商。现尚未公布有关其操作系统的详细信息。
目前申请为鸿蒙注册商标,说明华为希望将鸿蒙用在从智能手机、笔记本电脑到机器人和汽车电视等各种设备中。
根据中国国家知识产权局网站上的一份资料,华为于去年8月在中国国内申请了鸿蒙商标,并在上个月获批。华为不予置评。
世界知识产权组织(WIPO)的资料显示,华为在海外最早申请鸿蒙操作系统商标是在5月14日,向欧盟知识产权局和韩国提出申请,也就是在美国刚提出会将华为列入出口黑名单之后。(完)
出典:路透2019年6月13日 / 下午5点02分
以上
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