【★最新情報★模試問題も見れます】HSK新制度が2026年より実施!!HSK7~9級、HSK3.0とは?中国語⇔英語の翻訳能力が必須に!!

新しいHSKは中国語翻訳能力が必須、より実践力が必要な時代へ

2025年11月14~16日にかけて、中国・北京で2025世界中国語大会が開催され、そこでHSK新制度=HSK3.0について正式に公布されました。

 

HSKの新制度(HSK 3.0)は、従来の6級から3段階9レベルに細分化され、より実践的・包括的に中国語能力を評価するシステムで、2021年の発表以来、2022年頃から中国大陸で7~9級がテスト運用され始めました。

 

日本を含む各国では旧制度(HSK 2.0)が並行して使われていましたが、今後は段階的に新制度へ移行し、4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)に加え翻訳(中国語⇔英語)も加わり、より専門的な能力を測る方向へ進化しています。

 

そして2025年12月17日、中国漢語水平考試(HSK)公式アカウントにて2026年1月31日実施分のテストにて全世界(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ)の一部試験会場にてHSK3.0がプラクティス的に実施されることが発表されました!

 

以下、HSK3.0にの特徴についてまとめました。

HSK3.0の主な特徴
  • 3段階9レベル: 初等(1-3級)、中等(4-6級)、高等(7-9級)に分かれ、学習者の成長をより詳細に把握します。
  • 4技能+翻訳: リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングに加え、翻訳スキルも評価対象に。
  • レベル7-9の導入: 専門的な中国語学習者向けに、7級から9級が新設され、PCでの受験が必須(ピンイン入力など)。
  • 現状の運用: 中国大陸では7-9級が先行導入され、1-6級は旧制度(HSK 2.0)が使われている場合も。日本では2025年時点ではまだ2.0が主流ですが、移行が進む見込みです。
  • HSKK(口試)との連携: 中国国内では、HSK3~6級受験時に対応するHSKK(口語試験)の同時受験が義務化され、統合された合否判定が行われる傾向にあります。

またHSK3.0制定にあたり、初等(1-3級)、中等(4-6級)、高等(7-9級)の定義が設定されました。ここでは旧制度(HSK2.0)とその変更点について比較してみましょう↓↓

HSK2.0 語彙数の目安 HSK3.0 語彙数の目安 増加数
HSK1級 150 初等 HSK1級 500 350
HSK2級 300 HSK2級 1272 972
HSK3級 600 HSK3級 2245 1645
HSK4級 1200 中等 HSK4級 3245 2045
HSK5級 2500 HSK5級 4316 1816
HSK6級 5000 HSK6級 5456 456
    高等 HSK7-9級 11092  

 

初等・中等・高等に求められる能力の定義はコチラ

  • 初等:日常生活における中国語の基本的なコミュニケーション能力
  • 中等:学習・仕事・生活において常用する中国語コミュニケーション能力
  • 高等:専攻・職業・学術において深く理解可能な中国語コミュニケーション能力

 

明らかに難度がアップしています!!元々現行のHSK2.0は1~4級が簡単すぎると批判もありましたが、今回はいよいよそこにメスが入れられた形となります。

 

HSK7~9級の問題を見る

ここからはHSK7~9級の模試問題を見てみましょう。ズバリ一言で言えば「記述式問題が圧倒的に増えた」

HSKといえばマークシート、でもこれからは勘に頼るだけでは解答できない、ホンモノの中国語力が試されるのです。

 

読解問題

読解問題は問題文を読んで下の問いに対し、決められた字数に従って答える形式です。

要約問題

要約問題は問題文に掲載された文章や図表、データを見て決められた字数以内で要約をする問題です。

作文問題

作文問題は問題文のテーマに対し、決められた字数以内で自身の言葉で考えや観点を述べる形式です。

翻訳・通訳問題

今回一番注目の翻訳・通訳問題ですが、問題文がまるまる英語です!問題文をそのまま中国語に筆記で訳すか、口語訳するか、という問題形式です。

英語力が無いと回答不可能な問題です(´艸`*)

 

英語も覚えないといけない、これは本気で取り組まないと太刀打ちできないですね…

↓英語と中国語を同時に学習するのにオススメなのはコチラ↓

 

 

おりしも中国の大学に学位留学したい外国人には2028年以降、全員中国語の筆記試験が課されるという情報が発表されたことも記憶に新しいです。

中国語資格=カンタン
中国留学=ラクに入れる

・・・という固定観念はもう通用しない、これから中国留学や中国語転職を考える人は、より一層本物の実力が必要になるのです。

日本では2025年現在、まだHSK3.0は導入されていませんが、世界的な動きとして中国語教育は想像以上に拡大を続けています。まだ日本ではそれほど普及してない今だからこそ、先手必勝で中国語を勉強することが勝利への近道になるのです!!

 

↓現行のHSK旧制度について知りたい方はコチラから↓

中国語の資格はHSKを取ればOK!!HSKを取ってキャリアチェンジ【現行HSK2.0についてはコチラ】
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