中国語で転職成功!その3 転職のタイプ別の適切な中国語のアピール方法!!

結局、どのレベルまで中国語を身につければ転職できるの?

今回は面接でのアピール方法についてお話していきます!!

まず大事なことは、どんなタイプの転職・就職も同じですが、カギとなるのはあなたが「何がしたいか」です。

中国語ができないとスタートラインにさえ立てないのは資格情報の記事で話しましたね?

しかし英語でも同じように、中国語「のみ」で評価されることは転職市場では残念ながらまずありません。 ここを勘違いすると転職・就職の計画が大きくズレてしまうことになります。 なので、転職・就職で最初にすることは「何がしたいか」について考えることです。

具体的には・・・

①「業界」
②「職種」
③「部門」

・・・の3点を明確にしましょう。今回は、3パターンの転職における最適なアピール方法について見ていきましょう!

.経験業界に転職する場合 中国語20%

経験業界に転職する場合、最重要視するべきは当然自身の専門スキルや業界経験です。この場合の中国語の位置づけは、「専門スキル・業界経験をサポートするもの」「オマケに加算される参考値」。すなわち、専門分野やスキルが中国語とどのように関連付けてアピールするかがポイントとなります。 これをわかりやすくパーセンテージに落とし込むと・・・

経験業界×中国語転職の公式

経験・スキル/人物評価/中国語/その他 =40%/30%/20%/10%

・・となります。この割合をちゃんと意識しないと、相手の期待を外してしまいボツにされます。 まずは、ダメなアピール例を見てみましょう。皆さんも、どこがダメなのか一緒に考えてみましょう。

ダメなアピール例 絶対にマネしないでください

私は5年間自動車の部品メーカーでドア部品の調達を担当していました。 私は5年間、課内で3年間トップの成績をキープし、社内の同僚や取引先からも信頼が厚く、社にとっても欠かせない存在となっていました。 前社は日本国内を主な市場としていましたが、御社は今後中国へと展開することを知り、さらに大きなチャンスがあると感じて御社を志望させて頂きました。 今回、新たに身につけた中国語スキルを使って、御社でも半年で営業成績トップを目指したいと思います。

・・・皆さんは、こんな自己アピールを見て「こんな奴は絶対に採用しない!」と思いませんでしたか?ではどこが良くないのか、分析していきましょう。 ①自己アピールを「自慢」と勘違いしている →営業成績トップは「主観」であって、具体的な数字を挙げて営業成績トップになったプロセスを数字を用いて簡潔に述べるべき。 ②中国語=海外展開、とは限らない。 →中国語が必要な求人≠海外展開。日本国内でも中国人やアジアの人達を顧客対象とする仕事は数多く存在する。 さらに言えば、海外=チャンスとも限らない。 ③中国語がどのように相手の役に立つのかが分からない。 →中国語スキルは具体的に自分の経験則と相手のニーズに合わせて話さないと、ただの趣味的な資格バカとしか思われる。 以上のように、立派な実務経験と中国語スキルがあったとしても、アピールに失敗しては転職も上手くいきません。 ダメなアピール例を他にも知りたいという人は、下記リンクを参照 ↓↓↓↓ 大失敗! 見当外れだったアピールポイント3例 | 転職実用事典「キャリペディア」 (mynavi.jp) では逆にどのようなアピール方法をするべきなのか。次は以下のアピール例を見てみましょう。

良いアピール例 自動車部品営業から海外事業への転職

私はこの5年間で課内の年間売上高を4億円から5億円にまで成長させることを達成しました。その過程で、この業界は今後中国との取引をより重視していく必要があると感じ、私はいち早く中国・上海のサプライヤーと交渉を行い、より安価で良質な製品を入手するルートを確保することに成功し、お客様からもより高い評価を得ることができました。 同時に、中国現地の工場では労働環境や日本本部との折衝が可能な人材が不足しており、業界全体の発展のためには日本・中国両国の事情に詳しい人間がその架け橋となる必要があると感じました。今回、御社では海外事業担当のSVを募集をしていると伺い、私は日本での営業経験と新たに身につけた中国語を用いて、御社の海外事業に貢献したいと思い志望させて頂きました。

・・・ちょっと長くなってしまいましたが、「自分の経験に基づいた具体的なエピソード」と、「中国語を学んだ意味」を筋の通ったストーリーとして落とし込んでいることがわかりますね? 簡単に整理すると、以下のようになります。 ①数字を用いて具体的な成果をまとめる →客観的なデータに基づき、過度な誇張なく相手に成果をアピールしている。 ②前職の経験と志望職種の関連性がはっきりしている。 →経験業界であれば前職の経験がそのまま次の職種にも反映されるため、相手が納得できるストーリーを用意すること! ③中国語を使った転職の意義を自分なりに落とし込んでいる。 →「中国語」というツールを如何にして次のキャリアに活用するかを伝えることで、相手に「目標がある」とプラスの印象を与えることができる。 自己アピールの際には、先程まとめた公式に当てはめて、アピールポイントの割合もメインは経験・スキルと人柄に比重を置くべきであり、中国語はあくまでもオマケだと考えてください!!

B.未経験業界に転職する場合 中国語30%

転職で未経験業界へとキャリアチェンジする場合、中国語がアピールポイントに占める比重は経験業界よりも大きくなっていきます。 これをわかりやすくパーセンテージに落とし込むと・・・

未経験業界×中国語転職の公式

経験・スキル/人物評価/中国語/その他 =20%/40%/30%/10%

・・となります。 未経験業界に転職する場合、志望業界・職種に関して経験がないことは確かにマイナスですが、そこをカバーしてプラスに転じる武器として、中国語のスキルをしっかりとアピールしてください!! 例としては、下記のように前職の経験と中国語の関連性、そしてあなたの人間性の長所が伝わるようなアピールを行ってください。

アピール例 自動車業界から翻訳業界への転職

私は20年間自動車業界にてエンジン設計の責任者として従事していました。 現在御社では自動車関連の翻訳を数多く担当していると知り、中国企業から受け取った設計書の翻訳のクオリティが低かったことが原因でエンジン設計でトラブルが多発したという経験から、現場で働いてきた私のような人間が、今度は専門サービス業の立場から現場の問題を解決していきたいと考え、今回御社を志望させて頂きました。 正直、翻訳業界は未経験ではございますが、長年現場で培った経験と新たに習得した中国語のスキルをもって、現場の人間の困難の解決と自動車翻訳の問題点を探し出すことを生涯の課題として、精進して参りたいと思います。

上記アピール例のポイントを整理すると、以下のようになります。 ①前職×志望業界×中国語 →前職の経験から志望業界と中国語の必要性のマッチング・課題を言語化している。 ②素直に未経験であることを一言添える →面接官もプロです、ハッタリは通用しません。分からないこと、知らないことは素直に一言添えておくことも誠実さを表すプラスポイントです。 ③中国語を使った転職の意義を自分なりに落とし込んでいる。 →「中国語」というツールを如何にして次のキャリアに活用するかを伝えることで、相手に「目標がある」とプラスの印象を与えることができる。 未経験者の場合、志望業界への知識・経験が少ないことを前提として、人柄やその背景・肉付けとなるスキルがどのように転職先と関連していくのか、そのロジックをしっかりと固めることが大事です。

C.海外で働くことを決めた場合 50%

日本国内はもうダメだ!!思い切って海外に行く!!と考える人ももちろんいるでしょう。運営者自身もそうでした💦 この場合、当然中国語の比重が上記2パターン以上に大きくなります。これは中国語が特別なスキルではなく、当たり前の能力であるということを前提とした上での数値です。 これをわかりやすくパーセンテージに落とし込むと・・・

海外転職×中国語転職の公式

経験・スキル/人物評価/中国語/その他 =30%/20%/50%/0%

・・となります。この場合、中国語は単純に特技・スキルとしてではなく、さらに高度なレベルで運用されることが必須です。

海外へ行く場合、日本と全く採用基準や人材への価値観が異なる場合がほとんどであるため、上記2ケースよりもさらに入念にリサーチを進めなければいけません。

これに関しては、別途中国での採用経験を含めてお話しましょう。 日本から海外へ転職する場合、大きく分けて以下のルートに分けられます。

①インターンシップ等の経験から現地企業にスカウトされる
②知り合いから紹介される
③自ら企業へ直接応募する

中国に留学経験がある、以前出張や研修で中国に駐在していたことがある、等の経験がある人は、①②の可能性も十分にあります。

この場合、企業の採用担当者とすでに知り合いである場合は面接さえなく、すぐさま採用決定!!となる場合も少なくありません。

しかし、相手先企業と自分が初めて知り合う場合は、必ず自分の中国語レベルをアピールする必要があります。

海外へ日本人が転職する場合、多くは以下のような2つのタームに分けて採用活動を行います。

①現地企業の日本人社員が面接官となって日本語で面接する ②現地の役員などを交えて中国語で面接をする ①の場合は上記2ケースのアピール方法を参考とすれば攻略可能です。しかし②の場合は、中国語で回答する必要があります。 では、どのように攻略していけばいいのでしょうか•••••??考えられる準備として、中国語スピーチをあらかじめ考えておくことです。 いつでも中国語でアピールできるように準備しておきましょう!!

次回は準備しておけば完璧!中国語スピーチ対策についてお話します!!

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